私たちの活動とSDGs
SDGsとは
SDGsとは、2015年9月に国連で開催された持続可能な開発サミットで国連に加盟している全193カ国によって採択された「Sustainable Development Goals」の略称であり、日本語で“持続可能な開発目標"という意味になります。
SDGsは、2016年から2030年の15年間で達成すべき“世界共通の目標"として、17項目の目標と、それらの目標を達成するための具体的な169個のターゲット、さらにその下に232個のインジケーター(指標)があります。
世界各国が、SDGsの期限である15年間で全17項目の目標達成に向けて行動していくことで、2030年以降も“持続可能な社会"を実現させ続けることを目指しています。
私たちNPO法人小田原なぎさ会は精神等に障害を持つ方のサポートをしています。
①施設の設置・運営 ②普及・啓発 ③関係先との連携 の3つの事業を柱として活動しています。
多様性の社会の今、誰もが共に暮らしていく地域・社会を作り上げていく動きの推進強化に向けて「広げよう活動の輪」を合言葉に私たちの活動にご理解と共感を持っていただける仲間を増やし、市民・社会活動を推し進めてまいります。
SDGs達成に向けた小田原なぎさ会の具体的な取り組み
地域に根差した活動基盤として福祉施設「小田原なぎさ作業所」を運営。色々な障害を持つみなさんが日々の集団活動(作業やイベント)を通して社会性などを磨き、自立の道につなげています。
「気軽に立ち寄れる居場所作り」「本人の希望や特性を配慮した相談・就労支援」の充実に向けて取り組んでいます。
小田原なぎさ作業所
『取巻く社会も当事者もお互いに歩み寄り、お互いに理解を深める努力を積み重ねる中から、共に生きる社会の実現』を目指す活動。この精神は、障害の有無だけでなく、人種・民族・宗教・性別・貧困格差など様々な差別や不平等の解消にも相通じる活動の原点であると考えます。
志を共に、色々な活動団体や自治体などが、協力・協働することで最大の成果を生み出しています。
「私たちも誰かを支援できる」
を合言葉に作業所のメンバーが主体となって推進しているエコキャップ活動。
集め、集まったキャップは、メンバーの手で選別した後に回収企業へ引渡し、再生されて新たな資源に生まれ変わります(自然保護活動)。この活動で得られたお金は、回収業者、樹脂メーカーを通してNPO法人「世界の子供にワクチンの日本委員会」、そしてユニセフからワクチンの調達、そして世界中の必要とする方々に接種されます(支援活動)。
企業や個人など外部の方からの応援もたくさんいただき、今までにポリオワクチン換算で2250 名分の支援を実現しています。(2021.10.1現在)
回収企業へメンバーから引渡
使用済みから、新たな価値ある製品へ!
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、通所メンバーの日常的な生産活動である受託作業が激減する困難に陥った2020年の夏。この打破に向けて1ヶ月未満の超短期間で創出した自主製品『エコマグネット』は、エコキャップ活動で集めたキャップの一部を活用した環境に優しいシンプルなデコレーションマグネット、“アップサイクル(Upcycle)製品”です。
1個50円のエコマグネットは購入いただくと30円がメンバーの工賃になります。
環境保護の観点としてはもちろん、エコマグネットは福祉の面でもSDGsの一躍を担っています。