理事長挨拶
私たちのホームページを訪れていただきまして、ありがとうございます。
私たちは「精神に障害を持つみなさんをはじめとして、いろいろな障害を抱えているみなさんが、誇りある社会の一員として自立した生活を送ること」を支援する活動を行っています。
推進している事業としましては、①施設の設置・運営、②普及・啓発、③関係先との連携、
の3本柱です。
① 施設の設置・運営
3つの事業の中で、活動の主軸となっているのが施設の設置・運営です。施設名は「小田原なぎさ作業所」と言いまして、1999年に当事者を抱える家族会(梅の会)の手で設立されました。 その後、2011年にNPO法人小田原なぎさ会へ移管され 、現在に至っています。
作業所には毎日多くのメンバーさん(障害を持つみなさんを私たちはメンバーと呼んでいます)が通ってきています。作業所での作業や集団生活を通して、いろいろなことにチャレンジしていただいています。作業所はメンバーさんたちの『集いの場であり、社会参画への一歩』でもあります。
② 普及・啓発
今とても大切になってきていること、それは「精神に障害を持つみなさんに対する周囲の適切な理解と当事者自身の意識のあり方」ではないかと思っております。でも、現実は厳しく、まだまだ間違った理解や偏見がたくさん残っているように思います。一方、障害を持つみなさんやご家族自身にも少々内向的なところがあるのではないかと感じています。『取り巻く周囲も当事者自身も意識や視点の改革にチャレンジ』していく時が来ていると思います。地道な活動ですが、自分たちの身近なところから、一歩ずつでもこの活動を広げていきたく考えております。
③ 関係先との連携
具体的な関係先とは、行政の福祉機関・保健福祉事務所・社会福祉協議会・病院・教育機関・地域のみなさん等々です。私たちの活動は決して私たちの団体だけではうまく推進できません。関係するグループがお互いのできそうなところを協力・協働してこそ、最大の成果を生み出すものと思っています。これからも、さらに関係する団体との連携を強化していきたく考えております。
障害を持っていても共に暮らす一人の人間として、周囲や地域との関わりを深める中で、活き活きとしたその人なりの日々を過ごせる、そんな社会になればいいなあと感じております。
そして、その実現に向け、『人と人のつながりを大切に』を活動の基本理念として、諸活動を推進しております。
お知り合いの方などにも私たちの活動をご紹介していただければ幸いです。さらなるご理解とご支援を、こころよりお願い申し上げます。
理事長 乾 恒雄